パイプオルガンの調べ

6月9日 東京カテドラル聖マリア大聖堂に行きました。

有楽町線江戸川橋駅から歩いて15分ほど。椿山荘の向かいにあります。
ここでは月一回「パイプオルガンと祈りの夕べ」を開催しています。
この催しもコロナの影響により3年ほど休止されていて、2月から再開しました。

東京カテドラル聖マリア大聖堂 素敵なデザイン

大聖堂の中に入って見上げると、高さは25mくらいでしょうか。

高くなるに従ってせまくなります。
内装はコンクリートがむき出して、よく響きます。(写真撮影はできません)
演奏スケジュールや内部の写真は、HPをご参照ください。

東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会

 

開演10分前、席はすでに半数以上うまっています。
今回は前から5列目に座りました。
パイプオルガンは後ろの2階にあり、音は上から響いてきます。
聴こえる音は座った場所によって違いを感じます。
前回は3列目、前々回は8列目に座りました。

 

3列目(前の方)ですと正面の壁からの反射音が大きく
後ろの8列目ですとオルガンに近く、音が斜め後ろから直接聴こえてくる感じがします。
結果、5列目ぐらいが前後のバランスが良い感じがします。

今回は”バロックの音楽”というよりも、現代音楽風の演奏でした。
パイプオルガンの音色が響き渡り、音に包み込まれます。
演奏の途中で、聖書の朗読が入ります。
オルガンには響きがいいのですが、朗読には聞き取りにくい部分も…

テーブルクロスまでも素敵


1時間ほどの演奏を終えると、帰りには江戸川橋にある洋食店を訪ねるのが日課です。

広島サミット関連のおはなしです

英国のスナク首相が、広島でのサミット出席を前に夫婦で東京・渋谷に立ち寄り、ランチタイムに日本のソウルフード”焼き鳥”を食べたことが話題になりました。

https://twitter.com/UKinJapan/status/1659107855641837569?s=20

そこで、今日のランチは渋谷の焼き鳥屋で”焼き鳥丼”をたべました。
ご飯の上に焼き鳥をのせたもので、焼いたねぎや紅ショウガなどが添えられています。
卵は”温泉卵”で、自分の食べ進むタイミングで、割って丼にあけ混ぜます。
(これがまたうまい)

英国首相に敬意を表し、しばらくの間は”焼き鳥丼”ではなく”スナク丼”と(心の中で)呼びたいと思います。
写真の”スナク丼” は650円です。

 

 

#スナク首相

#焼き鳥

 

 

「ウエスタンのシステムでJazzを聞く会」に行ってきました-2

Jazzのレコード・CDの演奏会の報告、その2回目です。

 

このシステムは、たくさんのスピーカーで構成されています。

これがそれぞれの役割で鳴る。というのは相当難しいことだと思います。

 

 

お昼になると、カレー🍛やコーヒー☕️を楽しめる喫茶室もオープンします。

ここでウエスタンの実力を思い知る体験をしました。

会場から喫茶室に流れてくるのは、これがまた“まとまった音”というか聞きやすくて…うまく表現できません。

状況を書き記しますと、スピーカーを出た音はリスニングルームを抜け、出口の開口部から廊下を通り、ふたたび入口の開口部をぬけて喫茶室へ。といった具合でやってきます。

その部屋は吹き抜けで天井が高く、ドアを通った音は一気に広い部屋に広がっていきます。

その距離はおよそ35m。そこでも豊かに響き、高音のカドも取れて、かえって心地よくも感じます。

真正面の一番前にも、ずっと後ろにも音をとどける“シアターの音響設備”はこういうもので…音として動かす空気の量が圧倒的に違うんでしょうね…

年代を経た機材でも、最新の録音をストレスなく再生していました。

きちんとしたメンテナンスにより、大切にされていることがわかります。

 

古いVOLVOの広告に、“この車をいじめるつもりで乗ってみてください”というコピーとともに、泥道を走る車の写真を配置したものがありました。

ボルボはこんな道は大丈夫。耐久性が高いことをアピールするものです。

 

そこで私もWesternを“いじめる”つもりでBrian Bromberg WOODの1曲目

The Saga of Harrison Crabfeathersをかけてもらいました。

デジタル録音でウッドベースをかき鳴らすイントロから始まります。

この古いシステムは、どんな音を奏でるでしょうか…

結果、うなるウッドベースに包み込まれました。

Brian Bromberg WOOD

前回の時に再生してもらったPat Metheny & Lyle MaysのAs Falls Wichita, So Falls Wichita FallsからIt's For Youをかけてもらった時も、ECMレーベルらしい明るく繊細な音を再現していました。

こうして往時のプロ用機材の実力を堪能しました。

(去年よりも、大変聞きやすくなった気がします。去年は「スピーカーの前に『パンチングメタル』を置いた」ように聞こえた覚えがあります。どこかを改修したか、それとも私が進化してウエスタンを素直に聴けるようになったかです)

 

この施設のガレージには赤い「MGA」が飾ってありました。

これもまたきれいにメンテナンスされていて、私の気を引きました。

 

「ウエスタンのシステムでJazzを聞く会」に行ってきました-1


3月にJazzのレコード、CDの演奏会がありました。

長くなってしまったので、2回に分けて報告します。

 

会場は埼玉県。JazzのCD、レコードをかけてくれるので、

Michel PetruccianiのSolo Live

ロシアのピアニスト David Gazarov Jazz Time

Brian Bromberg WOOD

のCD3枚を持っていきました。

 

この会場に行くのは2回目です。

大きなホーンスピーカーが並んでいます。

使用するオーディオはパンフレットによると

■アンプ:Western Electric 86C

■スピーカー:Western Electric 26A HORN 3WAY SYSTE

ターンテーブル:EMT 927st

■カートリッジ:EMT TSD15

■オープンリールプレーヤー:TELEFUNKEN M15

■CDプレーヤー:PHILIPS LHH900

高音から低音まで、すべてウエスタンのシステムとのことでした。

(詳しくは写真を)

 

アンプも私には理解不能

ラックのように大きなアンプには、真新しい真空管(おそらく211)がささっています。

この真空管とCDプレーヤーだけ新し気な感じです。

これがパワーアンプだとすると、プリアンプはどの部分なのか…巨大なアッテネーターが目を引きます。

電源のあたりにコンデンサらしきものが並んでいたりして、大変興味をそそります。

 

演奏会は午前10時から始まり、それぞれ持ち寄った音源を再生します。

Arne Domnerus Limehouse Blues

McCoy Tyner Ebony Queen

Thelonious Monk Reflections などなどです。

 

聴き始めの印象は、私の好みである”キレイな音”とは少し違います。

 

シンバルがキレイに、遠くのものは遠くで鳴るように聞こえるとか、バスドラが“ズドッ”と響くとか、ウッドベースの低音の伸びはどうか、とか…そういう尺度です。

その尺度から聴くと“かまぼこ型の周波数特性”という感じがします。

しかし、その感じというのは表面的なものであって、あとで強い印象に残る経験をしました。

 

持参したCDをかけてもらいました。

Take FiveをロシアのピアニストDavid Gazarovが演奏している曲です。

静かな導入から、演奏はだんだんと人を不安にさせるように展開し、ちょっと怖い感じがして、最後は静かに終わる。という構成です。

ここで聴いていると、だんだん不安になる感じや、演奏の盛り上がりの恐怖を余計に感じました。

David Gazarov's Jazz Time(CDの写真を追加しました)

家で聴いてもなかなかこうは…このシステムにはこうして人の心理に迫る力があると感じました。

演奏についても、演奏者とレコーディングエンジニアが、演奏する場所の広さや音の響き具合をはじめ、演奏のイメージ、マイクの位置、音量などについて入念に打合せ、一つの方向を向いて録音に向かったのだろうと思います。

 

もう一度書きます。再生音を聞いていると、特性は“フラット”というよりも“かまぼこ型”というか、その中で”まだら”に下がった部分があるような感じがするのですが、これをなんと言ったらいいのか…

そして、シアター用の音響は、さすがに力強く人の心まで揺さぶります。

繊細さと力感は相反するのでしょうか

両方が聴けるセットというものは矛盾のために存在しない??

                               <つづく>

 

 

Re:レコードクリーニングは素肌美人か化粧上手か?

先日、ナゾ男さんのブログにあった「レコードクリーニング」についてです。

レコードクリーニングは素肌美人か化粧上手か? - Double Woofers' ナゾ男の暗い低音は好きじゃない!

にコメントをしました。わたしもレコードのクリーニングに苦労したもので…
私が学生のころは、まだCDはなくてLPの時代でした。

レコードの汚れにはホコリを拭き取るクリーナーや
ごくごく柔らかいブラシが電池で回るもの。
それから「木工用ボンドを塗って、乾いたらはがす」という方法で汚れを落としました。
こういうものを塗ったら、レコードを傷めるのではないか。という不安の意見も出ていました。

さて、80年代前半におこなった木工ボンドのクリーニングで、レコード盤はどう変化するのか、あるいはしないのか…
正月に実家に帰ったので、当時のレコードを見てみることにしました。

 

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King Crimson / Starless And Bible Black

1枚目(日本盤 ) 
先日来日公演をした「King Crimson」のレコードです。
盤面は今もきれいで、再生しても特に問題はありませんでした。

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当時、レコードを入れる内袋をオーディオテクニカの製品に交換し、
ジャケットを入れる外袋も「厚ビニ」というちょっと厚めの製品を
お茶の水の「Disk Union」で買って
(1枚20円くらいだったと思います…)それに入れて保管していました…

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もう一枚は「Emerson, Lake & Palmer」の海賊版です。

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これはよく覚えています。当時、輸入盤は紙の袋に入っていました。
ですので、紙の粉みたいなものやホコリが一面についていて、なかなか取れませんでした。

 

f:id:CB1100R:20220107234151j:plain最終的にボンドを使って、とってもきれいになって気持ちよかったことを覚えています。
こちらも内・外袋をかえてあります。
こちらも盤に変化はありませんでした。

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木工用ボンドによってレコードの盤面が変化したり、カビが生えたりしているかもと思いましたが、40年近くは大丈夫のようです。これだけの期間で問題なければいいですかね…

 

CDに比べて大きな紙ジャケットインパクトがあって、久しぶりにレコードを聴いていた当時のことを思い出しました。

もう一つ クリームソーダの”お店”のお話を…

先日、車で買い物に行きました。
郊外にある大きなホームセンターです。
特に買うものはありません。数ヶ月ぶりだったので、なにか見つかるかと思って店内を歩き回ったのですが、収穫はありませんでした。

ここから5分ちょっと歩いたところに小さなカフェがあるので、訪ねてみました。
花屋さんが営むカフェで、店の中は緑がたっぷり。癒されます。
室内に15席ちょっと、外に4席ほどだったと思います。午後2時すぎだったので、席はまばらです。
おなかがすいていなかったので、クリームソーダを頼みました。

待っているあいだに、もう一度メニューに目を通します。
日替わりをはじめ、チキンのハーブ焼き、カレーや生姜焼き、ドリアなどが800円ほどで並んでいます。
えてしてこういう2つの業態をカップリングした店は、どちらも平均点、もしくは・・・
という経験があるのですが、こちらは食事にきちんと取り組んでいることを感じます。

そんなことを考えながら、クリームソーダを飲み終えました。

会計のとき、奥の厨房が見え、若いシェフがこちらを通りかかりました。
店の規模からは不釣り合いなほど、きちっとした調理着を着ています。
それは使い込まれはしているものの、きちんとメンテナンスしているのがわかります。

たくさんの緑
工夫したメニュー
若いシェフ
メンテの行き届いた料理着

これらを目にして、この小さな店が大切にしていること、そこから生まれてくる味がわかった気がします。

もう一度、今度は食事に訪ねるのが楽しみです。

<写真はありません。すいません>

すいません

いきなり謝ってしまうのですが、これはご想像通り
あたらしい投稿がおそいことです。

じつは、このところアクセスをしてくれる方が増えてきました。
(1日に10人とかの方が見てくれたりしてうれしいです)
おそらく、#を使うようになって検索に反映されやすくなったからかと思います。
ですから・・・ねえ、その責任感が

さて、先月下旬に、京王井の頭線東松原駅の近くにある喫茶店に出かけました。
昭和感たっぷりの名店です。
その時はナポリタンを食べ、おいしコーヒーを飲んでしまい。
もしかすると、メニューにクリームソーダがあったかもしれません…
どうしてもナポリタンを食べたくて、そして、その店はおいしいコーヒーで知られている店なので…

2週間ほど前には横浜・桜木町にあるジャズ喫茶を訪ねました。
野毛っていう呼び方もわかりやすいかもしれません。
帰りがけに駅の地下にある喫茶店で、クリームソーダを楽しめば良かったのですが、時間がなく…
たしか値段も350円とか昭和的だった気がします。

チャンスは少なくとも2回あったのに。なので”すいません”。

写真は東松原で食べたナポリタンです。

さて今回の#は、どんなキーワードにがいいのでしょうか…

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ランチに食べたくなる人が続出するかもしれない写真